Quantcast
Channel: 3streamer blog »ライフハック
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3

自分でできる「Macが起動しないときの5つの対処法」

0
0

WWDCの2日前にPhotoshopでRAWデータを編集していたら、Macがいきなりフリーズしてその後起動出来なくなった@mafy55です。 「WWDC直前にMacが壊れた」というのはネタとしては美味しいですが、メインで使っていたマシンでもあり(Time Machineでバックアップはとっていたものの)途方にくれていました。

それでも壊れてから2日間はiMacを復旧させようとネットで調べながら様々な方法を試しました。結果から言うと、どうやら僕のiMacはグラボかロジックボードが壊れたようで、残念ながら自分で復旧できる状態ではありませんでした。

今後もこういう事が起こったときに直ぐに対処できるよう、自分自身の忘備録もかねて「Macが起動しない時の対処法」をまとめておこうと思います。

(尚、ここに記載されている方法はAppleの公式サポートページに基づいた情報を記載しておりますが、あくまで自己責任で行って下さい。)

対処法その1. PRAMリセットしてみる

PARAMはMacに内蔵された設定記憶用RAMの事です。電源OFF時にも情報を保持し、ユーザー設定の情報などを記憶しています。 これをリセットする事で不具合が解消される場合があります。

Macの動作がおかしい、極端に処理が重い、CPUのファンがずっとまわり続けてる等、「いつもと何かおかしい」と感じた場合にまずやってみる事をオススメします。PRAMリセットは昔からMacユーザーの間では一番ベーシックな対処法として知られています。やり方は以下の通り

  1. Mac終了していることを確認します(スリープ状態の場合はシステムを終了させる)
  2. 電源を入れたら直ぐにCommand + Option+ P + R キーを同時に押し続けます
  3. Macが再起動し、2回目の起動音鳴るまで押し続けましょう
  4. 2回目の「ジャーン」という起動音が鳴ったらキーを放します

対処法その2. SMCリセットをしてみる

PRAMリセットをしても直らない場合はSMCリセットを試してみましょう。SMCとはIntelベースのMacでローレベルの機能を制御する「システム管理コントローラー」の事です。 SMCリセットの手順はiMacなどのデスクトップ型とMacBook ProやMac Book Airなどのノート型で若干やり方が異なります。詳しくは以下のAppleの公式サイトを参照して下さい。

対処法その3. Macをセーフモード(セーフブート)で起動する

Macにも「セーフモード」という起動モードがあります。正常に起動できないときはこのセーフモードを使って起動してみましょう。セーフモードでの起動は以下の手順で行って下さい。

  1. Mac終了していることを確認します(スリープ状態の場合はシステムを終了させる)
  2. 電源ボタンを押したら、すぐにshiftキーを押したままにします。「shift」キーは、起動音の前ではなく、起動音の直後に押しましょう。
  3. 灰色の Apple アイコンと進捗状況インジケータ (回転するギアマーク) が表示されたら「shift」キーを放します。

Macのセーフモードでは起動ボリュームのディレクトリチェックを強制的に行ってくれます。どこかおかしい時はこのチェック時に自動的に修復してくれます。セーフモードは様々なチェックをしながらシステムを起動させるので、通常起動より時間が長くかかります。気長に待ちましょう。

対処法その4. Recovery HDから起動して修復する(10.7 Lion以降)

セーフモードでも立ち上がらない場合はいよいよ深刻になってきます…が、まだ手はあります。次の手段としてはRecovery HDから起動して修復する方法です。10.7 LionではリカバリーするためのRecovery HDという領域がHDD内に用意されています。これを用いて修復を行います。

Recovery HDからの起動のやり方は以下

  1. Mac終了していることを確認します(スリープ状態の場合はシステムを終了させる)
  2. 電源ボタンを押したらすぐに ⌘Command + R を押し続ける
  3. 自動的にリカバリーモードで起動

リカバリーモードで起動すると、おなじみのディスクユーティリティーツールなどを使う事ができますので、ここでディスクのチェックや修復、アクセス権の修正などを行う事ができます。

対処法その5. 外部(光学ディスクドライブやUSB)から起動する

Mac内部の起動ボリュームを含むディスクが逝っちゃってる場合にはRecovery HDからの立ち上げも上手くいきません。そんなときは10.6までだったらインストールメディアを使って立ち上げる事ができました。10.7 Lion以降ではできないのでしょうか?

実はLionでも起動用USBを作る事で外部USBからブートさせることが出来るのです。以下、起動用USBの作り方を解説していきます。

起動用USBの作り方

まず、App SoterからLionをダウンロードしておきます。既にインストール済の方もダウンロードする事は出来ます。ファイルサイズが4GB超あるので、遅い回線だとかなり時間がかかります。その間にUSBの準備をしておきましょう。

USBは8GB以上のものを用意しましょう。既に使っているものでも、新しいものでも大丈夫です。(どちらにしても一度フォーマットしてしまうので)
古い記事では4GBでもOKと書いてあるものもありますが、実際には4GBのUSBでは収まりません。

アプリケーション > ユーティリティー > ディスクユーティリティーを起動します。

USBをMacOS ジャーナリングでフォーマット

USBをフォーマットします。フォーマットの形式は「Mac OS 拡張 (ジャーナリング)」を選択します。

Lionのダウンロードが終わったらMac OS X Lion インストール.appを探し、右クリックから「パッケージの内容を表示」させます。
Contents > SharedSupport 内にinstallESD.dmgがあるので、ダブルクリックをしてマウントしておきます。

ダブルクリックでマウントしておく

USBのフォーマットと、installESD.dmgのマウントが完了したら、いよいよ起動用USBを作成します。左側の欄からドラッグ&ドロップで「ソース」の欄に「Mac OSX install ESD」を、復元先に「USB」を指定します。すべてOKなら右下の「復元」ボタンをくりっくします。

起動用USBに復元

あとは自動的にUSBにデータが作成されるので、これで起動用USBの完成です。

外部から起動させる場合は、作成した起動用USB、またはインストールメディア(DVD)をセットして、電源を入れたら直ぐにOptionキーを押し続けます。そうすると起動ボリュームを選択できる画面になるので、そこで選択して下さい。

似た方法に「Lion 復元ディスクアシスタント」を使って復元用USBを作る方法があります。こちらはAppleの提供しているLion 復元ディスクアシスタントを使って作成します。Lion搭載のMacに内蔵されているRecovery HDを外部(HDDやUSB)に作成することができます。

ただし最初からLion搭載で出荷されたMacの場合、この方法で作成した復元用のUSBはそのマシンでしか使う事ができないため注意が必要です。

[番外編]シングルユーザーモードで起動 + fsck で修復する

セーフモードでも起動ディスクのチェックと修復を自動で行ってくれるのですが、それも上手く行かない場合はシングルユーザーモードで起動してコマンドラインからfsckコマンドを入力して修復を試みることができます。

シングルユーザーモードとは元々はUNIXなどで利用されているシステムのメンテナンスをするためのモードです。MacOSもUNIXベースなので、シングルユーザーモードが使えるんですね。ただし、CUIからの操作になるので、慣れていない人はセーフモードかRecovery HDからのディスクチェックで十分でしょう。

やり方は以下の手順で

  • Macの電源を入れる
  • Command + 「S」キーを同時に押す

これで、シングルユーザーモードで起動することができます。コマンドラインが立ち上がるので、そこで/sbin/fsck -fyと入力します。

もしエラーがある場合にはFILE SYSTEM WAS MODIFIEDと表示されるので、再びfsck -fyを入力しFILE SYSTEM WAS MODIFIEDが出なくなるまで続けて下さい。

シングルユーザーモードを終了するときはrebootと入力してEnterキーを押します。

[番外編]ターゲットディスクモードでHDD内のデータを救出する

起動ができなくて、バックアップもとっていない場合は中のデータを救出しなければなりません。Macが2台あればターゲットディスクモードを使ってホスト側のMacに壊れたMacのHDDをマウントさせることで中のデータを救出できる事が可能です。ただし、物理的にHDDが損傷している場合はマウントが出来なかったり、マウント出来ても中のデータが壊れている可能性もあります。

バックアップは必須。いつかは壊れる事を心得ておく

MacはTime Machineという非常に優れたバックアップシステムを備えています。たとえOSをインストールしなおしても、Time Machineにバックアップをしておけば復旧することは容易にできます。

Macも所詮は機械なので壊れます。WWDC後に新しいMacを手にされた方にとっては直視したくない事実かもしれませんが、どんなに大切に使っていても壊れる時は壊れるのです。重要なのはバックアップをしっかりと取っておく事と、壊れた時の心構えなのかもしれません。

ちなみに、僕は壊れたiMacの代替機としてMac Book Air特盛 + Thunderbolt Displayを購入しました。本当はiMacがWWDCで発表されていればそれが一番良かったんですけどねw


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3

Latest Images

Vimeo 10.7.0 by Vimeo.com, Inc.

Vimeo 10.7.0 by Vimeo.com, Inc.

HANGAD

HANGAD

MAKAKAALAM

MAKAKAALAM

Doodle Jump 3.11.30 by Lima Sky LLC

Doodle Jump 3.11.30 by Lima Sky LLC

Doodle Jump 3.11.30 by Lima Sky LLC

Doodle Jump 3.11.30 by Lima Sky LLC

Vimeo 10.6.2 by Vimeo.com, Inc.

Vimeo 10.6.2 by Vimeo.com, Inc.

Vimeo 10.6.1 by Vimeo.com, Inc.

Vimeo 10.6.1 by Vimeo.com, Inc.

Vimeo 10.6.0 by Vimeo.com, Inc.

Vimeo 10.6.0 by Vimeo.com, Inc.

Re:

Re:





Latest Images

Vimeo 10.7.0 by Vimeo.com, Inc.

Vimeo 10.7.0 by Vimeo.com, Inc.

HANGAD

HANGAD

MAKAKAALAM

MAKAKAALAM

Doodle Jump 3.11.30 by Lima Sky LLC

Doodle Jump 3.11.30 by Lima Sky LLC

Doodle Jump 3.11.30 by Lima Sky LLC

Doodle Jump 3.11.30 by Lima Sky LLC

Vimeo 10.6.1 by Vimeo.com, Inc.

Vimeo 10.6.1 by Vimeo.com, Inc.

Vimeo 10.6.0 by Vimeo.com, Inc.

Vimeo 10.6.0 by Vimeo.com, Inc.

Re:

Re:

Re:

Re: